Y.Graceの記録

主に水槽日記、ときどきエンジニア生活の話。のんびり更新。

45cm水槽に引越し

今年の目標の一つであった水槽のサイズアップが無事に完了してしばらく経ったので、記録を残しておく。

どう変わったか

水槽

27cmキューブ オールガラス水槽 アクロ27
→ 45cmフレーム水槽 プログレ450
水量にして約15L→約37L

旧環境に言及したことがなかったが、27cmキューブという小型も小型の水槽であった。
30cmキューブではでかすぎる気がして、かと言って25cmキューブでは心許なくて選んだサイズだった。
20kgくらいだからギリギリ……とメタルラックにおそるおそるハードウレタンを敷いてこの27cmキューブを置いていた。
そんな自己責任アクアリウムからもついに卒業である。
とはいえ最初に覚える水槽としてはちょうど良いサイズ感だったかもしれないとも思うし、トリートメント水槽として今後も使うことになりそう。 実に約2.5倍のサイズアップになった。
この大きさでフレームレスは怖いなと感じたので、枠付きのプログレを選択した。
使えなくなったり使いにくくなった機材もあるにはあるが、基本的には安定感があって安心できる印象。

水槽台はGEXの2段式のものを使用。
下段にはいまのところ予備のプラケースやバケツなどを置いているが、こちらも45cm水槽一式を置けるつくりになっているので、稚魚などのプラケースなどはここに置けそう。

現環境で一つ心配なのが水位。
旧環境では濾過が水作エイトのみで、水位はヒーターさえ浸かっていればOKだったので、地震に備えて水位を上から5cm以下に抑えた結果だいたい15Lだったのだが、今回は上部フィルターの都合でかなりギリギリまで水を入れないといけなくなり、約37Lが死守ラインになってしまった。
この線の上まで水を入れてください!を厳守するとフレームの上から3cmくらいしかない。
地震が来たときに溢れないか、夏場に冷却ファンを回したらあっという間に最低水位線を下回らないか、色々不安である。 これでも従来品よりも水中モーターの位置を下げたと書いてあったので、以前は本当にスレスレだったのかもしれない。

濾過

水作エイトS
スーパーターボトリプルボックス450+ボトムボックス450

水作エイトにはずいぶん世話になったのだが、45cm水槽でMを使うかというと……現物の大きさを見るとやっぱやめようという気持ちになった。
検討の結果、上部+底面の組み合わせにした。
外部は私のようなうっかり屋が使うとメンテのたびに外し方を間違えて床を水浸しにすると思ったので避けた。
プロホースを使った底砂の掃除はけっこう好きな方でサボらない自信があったので、底面フィルターを採用してみた。 上部フィルターとの組み合わせなので、エアーポンプは使わず水中モーターのみ。
エアーポンプを動かさないのは外掛けフィルターを使っていたとき以来だが、やはり静か……。
置き場所が旧環境よりも枕元から離れたのもあり、モーター音はほぼ気にならず、水の流れる音が聞こえる程度。
(旧環境で使っていたエアーポンプは水作の水心で、エアーポンプとしてはかなり静かなものではあるのだが、やはりないと違う)
ちなみにこの組み合わせで繋ぐのであればボトムボックス用接続パーツは不要だったのだが、要ると思って買ってしまった……。

ヒーター

温度固定式55W
→GEX ヒートナビ 120

買い替えついでに、温度可変式にしてみた。
稚魚水槽で温度可変式を使っていて、水中モーターや気温の変動など水温に影響する外部要因があるときに調整ができるのが便利だと感じたので。
温度可変式だとONになっているときにランプが点くものが多いので動作状況が見えやすいというのもある。
縦でも横でも置けるのが地味に便利。
25℃に設定して、25.5℃あたりにキープしてくれている。

照明

ニッソー スマートタッチ
→フラットLED SS 4052

これはプログレのセットに入っていたのをそのまま使っている。
防滴仕様でないので水槽に蓋をした状態でないと危ないため、蓋を開けるたびに濡れない場所にどかさないといけないのが少々面倒ではあるが、軽さと明るさと色味は好き。
楊貴妃のオレンジがとても綺麗に見える。

底砂

水作のメダカ飼育基本6点セットに付属していた砂利
→水作 珪砂

これには色々あって、ほんとうは同じものを買ったつもりだった。
たぶん商品としては同じもののモデルチェンジの境目を跨いだのではないかという気がする。
というのも、水作のメダカ飼育基本6点セットの箱での底砂の表記が「底砂(珪砂)」となっていて、某通販で水作の「珪砂」という商品を見るとまさにそれと同じ姿をしていたので、同じものを買い足すつもりで買った。
すると届いたのは水作の珪砂という名の、まったく特性の異なる砂であった。
いま水作のホームページを見にいけば珪砂という名で載っているのはこの砂なので、某通販が入れ間違えたのでもない。
おそらく昔は珪砂という名前で砂利を販売していたのが現在の砂にモデルチェンジして、私が買ったメダカ飼育基本6点セットに入っていたのは旧モデルの砂利の生き残りだったのではないかと勝手に推測している。
想定より細かい砂が来てしまったので、ボトムボックスには百均の洗濯ネットを被せて使っていて、いまのところ詰まった様子はない。
とはいえ、明るい色のとても綺麗な砂なので、これはこれで良かったと思う。

水草

小さなマツモ数本
→ すごく立派なマツモ大量、アヌビアスナナ付き流木

水草はいずれもアクアフォレストで購入。
アヌビアスナナは水槽を大きくするなら入れてみたいとかねがね思っていた。
流木付きなので置くだけでかんたん、かわいい。
基本的にはマツモ中心にしておこうと思っていたので、お店で元気よく
「(^o^)マツモ5本クダサーイ!」
と叫んだところ1本の大きさを勘違いしていて、マツモのおばけみたいなのが5房きた。
あっという間にマツモの森ができあがった。
水草専門店のマツモを完全にナメていた。
少し多すぎだろうかと心配したのだが、いまのところ夜間に酸素が不足する様子もなく、むしろいじめっ子に追いかけ回された子がスッと隠れるなどして逃げ切ることができていたり、時折葉の間で休んでいたりと、マツモの森の居心地はそう悪くないようだ。
おまけに硝酸塩をガンガン吸ってくれているようで、増加ペースはかなり緩やか。 あるのとないのとでは大違いだと思った。
ただしすごい勢いで伸びるので、週に1回はトリミングしないとえらいことになる。

作業期間

セットから引っ越しまでおよそ7日間。
置き場所を変えたので、置き換えではなく予めセットしておいてそこに移すという通常の引越し。
まずキッズに先に移動してもらい、1日様子を見て問題ないことを確認してからおとなたちも移動、と引越しには2日をかけた。
なかなかの強行日程だったとはおもうが、現環境にすぐに慣れてくれたようで、各自のんびり過ごしている。

所感

水槽台を置くために大きな古い本棚を撤去する必要があったり、なかなか大掛かりな移行作業だった。
セットこそ大変だったが、水量が多い方が水質の変化が緩やかというのは言われている通りの印象。
何よりめだかたちが心なしか以前より伸び伸び暮らせていそうなのが嬉しい。

広さに余裕ができたところで新しい子をお迎えしたい気持ちになってくるが、それが叶うのはいつになるだろうか……。